我が家が注文住宅の間取りを考える際に一番話し合ったのが、階段の位置でした。夫婦ふたりとも一戸建てで暮らした経験があるのですが、その際の階段は玄関の前。もちろん災害があった時などは逃げやすいというメリットもありますが、玄関前の階段はかなりデメリットも多かったです。
一番嫌だったのが、玄関からまっすぐ階段が見えることです。来客時に生活感が丸見えになってしまうので、しっかり掃除をしなければなりません。来客時に上から降りていくと、下から見られることになるのも嫌でした。
こうした経験から、今回は「階段はできるだけ生活の中心に置かない」というのが我が家の方針になりました。SNSでキッチン奥に玄関を置いている注文住宅の情報を見たことも、きっかけになったと思います。
結果的に、我が家の階段はキッチンの奥という絶妙な場所に落ち着きました。普段はあまり目につかない場所ですが、家族の誰かが上り下りすると気配はしっかり伝わる。生活導線としても干渉せず、家事をしている時にも人の動きが分かるので安心感があります。例えば朝に食事の支度をしている際に、階段から夫が降りてくる音が聞こえる瞬間が好きです。なにより、玄関からは一切見えないので、急な来客があっても気を使うことがありません。
さらにこの位置にしたおかげで、階段下にちょうど良い収納スペースも確保できました。パントリーは別にありますが、災害時の備蓄用に利用しています。
ちなみにうちの注文住宅は生活動線を考えて、玄関からキッチンはわりと近いです。一直線で行けることになっています。そのため、例えば日用品のストックなどを階段下のスペースに持って行く際にも「玄関から遠いから大変だ」とはあまり感じません。それよりも、私は大体キッチンやリビングにいることが多いので、そこからすぐに行ける場所に備蓄がある利便性の方が高いなと感じています。
こういう階段の設置方法は、注文住宅ならでは。最初は建売とも悩みましたが、結果として注文住宅を選んで大正解でした。