憧れだった注文住宅の階段に踊り場を

我が家の注文住宅には、階段にやや広めの踊り場があります。もちろん一つの部屋になるほど広いわけではありませんが、布団があれば眠れるくらいの広さです。注文住宅を検討し始めた頃、この踊り場を作るかどうかはかなり悩みました。最終的には「少しのロマンを大事にしよう」と思い、広めの踊り場を作ることにしたのですが、結果的には大正解でした。


小さなスペースが生む暮らしの余白

踊り場を広くしたことで、家の中にちょっとした余白が生まれたように感じています。実用性だけで考えると、もしかすると無駄なスペースと言えるかもしれません。しかし、その「少しの無駄」があることで、暮らしにゆとりや遊び心が生まれるようになりました。

家の中に、特に用途が決まっていない場所があると、気持ちにも余裕が生まれます。注文住宅ならではの自由度を活かして、こうしたスペースを作っておいて良かったと日々感じています。


家族が自然と集まる場所に

最初は「子どもが座って本を読める場所になればいいな」くらいの気持ちで作った踊り場でした。しかし実際に完成してみると、想像以上に活躍しています。

朝、子どもが学校へ行く準備をしている間に、踊り場では飼い猫が日向ぼっこをしていたりします。帰宅後には子どもがランドセルをポンと置いて、そのまま宿題を始めることもあります。

狭いけれど落ち着く場所というのは、不思議と人を引きつけるものなのかもしれません。家族それぞれが自然とこの場所を使うようになり、いつの間にか家の中の小さな居場所になっていました。

夫もこの踊り場が気に入っているようで、時々スマートフォンを片手に座ってぼんやりしていることがあります。


スペースの確保という悩み

もちろん、注文住宅の面積には限りがあります。階段の踊り場を広くするということは、その分どこかのスペースを調整する必要がありました。

設計の段階では「部屋が狭くなってしまうのではないか」という不安もありました。しかし設計士の方と相談しながら間取りを工夫したことで、どの部屋も狭く感じないように設計してもらうことができました。

結果として、踊り場を確保したことに後悔はまったくありません。


将来を考えても役立つ踊り場

踊り場のもう一つのメリットは、階段の上り下りが楽になることです。途中に少し休めるスペースがあるだけで、階段の移動はかなり楽になります。

階段を一気に上りきるのは意外と体力を使うものですが、踊り場があることで自然と動作がゆるやかになります。

我が家はこの注文住宅に長く住み続けたいと考えているので、将来のことを考えても踊り場を作ったのは正解だったと思っています。


注文住宅だからこそできる空間づくり

注文住宅は、必ずしもすべてのスペースを効率だけで考える必要はありません。少し余白のある空間を作ることで、暮らしに豊かさが生まれることもあります。

階段の踊り場のような小さなスペースでも、家族の居場所になったり、生活のアクセントになったりします。注文住宅を検討している方は、実用性だけでなく「暮らしの楽しさ」も意識しながら間取りを考えてみると、新しい発見があるかもしれません。