初めて注文住宅を建てるという決断をしてからは、日々ワクワクしながらも嬉しさから落ち着かない気持ちで過ごしていると思います。住宅展示場を見学したり、ネットやSNSや雑誌で間取りのアイデアを集めたりする中で、今回は「注文住宅における階段のこだわり」について紹介させていただきます。
階段の基本種類:「直階段」「かね折れ階段」「折り返し階段」「回り階段」「らせん階段」「スケルトン階段」
この中で最も一般的な階段は一直線なことから別名「ストレート階段」とも呼ばれる「直階段」です。特徴としては構造がシンプルな事から費用が最も安く、そして施工期間も短くなります。注文住宅とはいえ階段にはこだわりがなかったり、費用を安く抑えたい方から好まれています。
次に「かね折れ階段」は階段途中で90度に折れていることから別名「L字階段」と呼ばれ、踊り場があることでの安全性が高まる特徴となります。「直階段」の次にコスパが良く、こちらも比較的に価格を抑えられます。
「折り返し階段」は別名「U字階段」で踊り場を挟んでU字に折り返す形となります。これもコンパクトながら踊り場があるので安全性もありますが、費用に関しては「直階段」や「かね折れ階段」よりも複雑なので割高となります。
「回り階段」は「かね折れ階段」「折り返し階段」と非常によく似ていますが、踊り場にも段差を設けているのが大きな違いであり特徴となります。
「らせん階段」は円柱のようにクルクルと回るデザインを採用し、ヨーロッパなどの住宅に似合う事から以前は豪華な注文住宅で好まれていましたが、最近は省スペースでも施工可能となるので狭小住宅や日当たりの悪い住宅でも人気が高まっています。またデザインなどにこだわると費用が高くなる傾向です。
最後の「スケルトン階段」は踏板と骨組みだけで構成されとても開放感があるので別名「オープン階段」となります。採光は入りやすくオシャレでセンスが良いので注文住宅で好まれる傾向があります。安全性では踊り場がある階段よりも劣りますが、その分で見た目は非常に良くなり費用も高額となります。
以上が注文住宅における一般的な階段となります。もしこだわりの階段にしたいなら、「らせん階段」+「スケルトン階段」、或いは「折り返し階段」+「スケルトン階段」といったようにそれぞれの特徴を合わせてオーダーメイドで好みの階段にする方法もあります。