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注文住宅の階段で後悔しないために
注文住宅を建てるとき、間取りやキッチン、収納には時間をかけて検討する人が多い一方で、「階段」は意外と後回しにされがちです。
しかし実際に暮らしてみると、階段は毎日必ず使う場所であり、住み心地や安全性に大きく影響する存在だと実感しました。
我が家も、建てる前は「階段なんてどれも同じだろう」と正直思っていました。ところが数年暮らしてみると、「ここは正解だった」「これはもっと考えておけばよかった」と感じる点が次々に出てきたのです。
この記事では、注文住宅で階段を設計した実体験をもとに、住んでから分かったリアルなメリット・後悔ポイントを詳しくお伝えします。
注文住宅の階段は「通路」ではなく「生活空間」
まず強く感じたのは、階段は単なる上下移動のための通路ではなく、生活の一部そのものだということです。
- 朝の忙しい時間帯
- 洗濯や掃除で何度も往復するとき
- 子どもが走って上り下りするとき
- 夜中にトイレへ行くとき
こうした日常の中で、階段の使い勝手や安全性は確実に生活の質に影響します。
注文住宅は自由に設計できるからこそ、「なんとなく」で決めてしまうと、後から小さな不満が積み重なってしまいます。
階段の幅|少し広くしたのは正解だった
我が家では、注文住宅というメリットを活かして、階段の幅を標準より少しだけ広くしました。
この判断は、数年経った今でも「やって良かった」と感じています。
実際に良かった点
- 荷物を持ったままでも上り下りしやすい
- 家族同士ですれ違うときに窮屈さがない
- 子どもを抱っこして移動するときも安心感がある
特に、布団や季節家電など、大きな物を2階へ運ぶときは、幅の余裕が想像以上に助けになります。
想定外だった点
一方で、住んでみて初めて気づいたのが「掃除の手間」です。
幅が広い分、段数も踏み面も拭く面積が増え、拭き掃除に少し時間がかかるようになりました。
便利さと手入れの手間は表裏一体。
注文住宅では、こうした暮らしてからの現実まで想像しておくことが大切だと感じました。
階段の照明|足元灯は「明るさ」まで考えるべきだった
階段の照明については、正直に言うと後悔しています。
設計当初、設計士さんに勧められて足元灯を設置しました。
夜間の安全性を考えると、足元が見えるのはとても安心です。
しかし実際に暮らしてみると、
「思ったより明るすぎる」という問題が出てきました。
- 夜中に点灯すると寝室まで光が入り込む
- 目が覚めてしまうことがある
- 家族の生活リズムが違うと気になる
注文住宅だからこそ、
- 調光機能付き
- 人感センサーの感度・明るさ調整
- 間接照明寄りの柔らかい光
といった選択肢を、もっと細かく検討すればよかったと感じています。
階段下収納|これは今でも「大正解」
逆に、今でも満足しているのが階段下収納です。
デッドスペースになりがちな階段下を収納にしたことで、
- 掃除機
- 日用品のストック
- 子どもの外遊びグッズ
などをまとめて置くことができています。
その結果、
リビングに物が出にくくなり、常にすっきりした空間を保てるようになりました。
階段下収納は、派手さはありませんが、
暮らし始めてからじわじわと効いてくる満足ポイントだと思います。
滑り止め|最初から素材選びを重視すべきだった
子どもが成長し、階段を走って上り下りするようになったことで、改めて感じたのが滑りやすさの問題です。
我が家では後から滑り止めシールを貼りましたが、
正直なところ、最初から滑りにくい素材を選んでおけばよかったと思っています。
注文住宅ではどうしても、
- デザイン
- 見た目のかっこよさ
を優先しがちですが、階段に関しては
毎日の安全性が最優先だと強く感じました。
特に、
- 子ども
- 高齢の家族
- 将来の自分たち
まで考えると、滑りにくい素材選びは非常に重要です。
注文住宅の階段は「細部」まで想像することが大切
これから注文住宅を考えている方には、
階段について次の点まで具体的に想像してほしいです。
- 幅や勾配
- 位置と動線
- 照明の明るさ・点灯方法
- 階段下収納の使い道
- 踏み板の素材や滑りにくさ
一度建ててしまうと、階段は簡単に変更できません。
リフォームとなると、コストも手間もかかります。
だからこそ、設計段階で「暮らし始めた自分」をできるだけリアルに想像することが、後悔を減らす近道です。
まとめ|階段は暮らしながら完成していく場所
私自身、今でも滑り止めを追加したり、照明の工夫を考えたりと、
小さな改善を重ねながら、より安全で使いやすい階段に近づけています。
注文住宅の醍醐味は、
建てて終わりではなく、暮らしながら理想に近づけていけること。
階段は目立たない存在かもしれませんが、
毎日必ず使う場所だからこそ、満足度に大きな差が出ます。
これから注文住宅を建てる方には、
ぜひ階段にもじっくり時間をかけて向き合ってほしいと思います。
